「さて、今回の記事はいかがでしたか?」
この言葉にうんざりしている読者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんな「いかがでしたかブログ」の定義や問題点についてブロガーの立場から解説していきます。
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「いかがでしたかブログ」とは?
「いかがでしたかブログ」の定義
皆さんもネットサーフィンで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
記事の最後で必ず「いかがでしたか?」と聞いてくるブログ。
さて、今回の記事はいかがでしたか?
このようなブログに限って、中身がスカスカな記事が多いです。
このことから、「いかがでしたか?」と聞いてくる内容の薄いサイトは「いかがでしたかブログ」と呼ばれています。
「いかがでしたかブログ」は主に以下の2種類に分類できます。
- トレンドブログ
- まとめサイト(キュレーションサイト)
それぞれについて解説していきます。
トレンドブログ
まず、トレンドブログとは、SNSで話題になっているニュースやゴシップを主に取り扱うブログのことです。
例えば、「●●の大学はどこ?身長や年齢・年収やCMのギャラを調べてみた」といった記事です。
こんな感じのタイトルに見覚えがある人は多いでしょう。
しかし、実際に記事を読んでみると
- ~については分かりませんでした
- ~ではないかと言われています
- これからも活躍して欲しいですね
という中身がスカスカの記事がほとんど。
このような記事の最後には決まって「いかがでしたか?」と聞いてくるので、「いかがでしたかちゃうわ!」と読者はうんざりしているというわけです。
まとめサイト(キュレーションサイト)
まとめサイト(キュレーションサイト)とは、特定のジャンルの情報をまとめたサイトのことです。
この中にも一部低品質なサイトがあり、やはり最後に「いかがでしたか?」と聞いてきがちなので「いかがでしたかブログ」と呼ばれています。
例えば、「おすすめのリュック10選!用途別の選び方を紹介」といった記事です。
内容としては、
- リュックのメリットは体に負担がかかりにくいことです
- 選び方のポイント1つ目は価格です
- 用途に合わせて選ぶことが重要です
のような、調べなくても分かる情報が冗長に書かれています。
また、商品を使った体験談などはなく、商品の画像と一緒にAmazonから取ってきたような数行程度の説明が羅列しているのも特徴です。
「いかがでしたかブログ」の問題点
では、なぜ「いかがでしたかブログ」は問題視されているのでしょうか?
「いかがでしたかブログ」の最大の問題点は、低品質な記事でも上位表示がされて大量のアクセスを集めることができてしまう点にあります。
それによって収益をあげることが可能なため、多くの「いかがでしたかブログ」が生まれています。
- トレンドブログ
トレンドに合わせて大量の記事を投稿しアクセスを集め、Googleアドセンスで収益化 - まとめサイト
記事を外注して大量に投稿し、Amazonや楽天のアフィリエイトで収益化
これでは検索エンジンからユーザーが離れてしまうため、Googleも高品質なコンテンツを上位表示させるように日々アルゴリズムを更新しています。
しかし、いまだに検索結果では「いかがでしたかブログ」が散見されます。
筆者も最近は検索エンジンではなくYouTubeやSNSで調べものをすることも増えました。
最近の「いかがでしたかブログ」
しかし、最近の「いかがでしたかブログ」も進化していて、もう「いかがでしたか?」とはあまり言いません。
「いかがでしたかブログ」という言葉が生まれたことからもわかるように、彼らも「いかがでしたか?」と言うのはヤバいと感づいているようです。
最近の流行りは「監修者ブログ」です。
例えば、記事の最初か最後の部分で、下記のような「記事の監修者」を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
これは、まとめサイトが検索上位を狙うための戦略です。
Googleは、検索で上位表示される基準として、記事の信頼性・専門性・権威性を重視していることを発表しています。
その対策として、まとめサイトで「記事の監修者」が使われることが多くなりました。
内容が薄い外注記事であっても、監修者のプロフィールを入れることで記事の信頼性・専門性・権威性をアピールしているのでしょう。
いかがでしたかブログが嫌われる理由5選
「いかがでしたかブログ」が嫌われる理由は品質の低さにありますが、ここではもう少し詳しく見ていきたいと思います。
「いかがでしたかブログ」が嫌われる理由は以下の5点です。
- 結論を言わない
- 内容が薄い
- 根拠のないランキング
- 著作権侵害またはフリー画像
- 読者のことを考えていない
それぞれについて詳しく解説していきます。
結論を言わない
「いかがでしたかブログ」は結論を言わないことが多いです。
なんとなくそれっぽいことを言って記事を締めくくります。
- 自分の目的に合ったものを選ぶようにしましょう
- 今後も活躍してほしいですね!
- 参考になりましたでしょうか?
「いかがでしたかブログ」はネット上の情報を調べて並べているだけなので、こういうことになりがちです。
おそらく、ライターの方がその分野に精通しているわけではないため、明確に意見を述べたり、結論を述べたりすることができないのだと思われます。
また、タイトルと内容が一致しないことも多く、読者の不満を募らせる原因になっています。
内容が薄い
「いかがでしたかブログ」はネット上の情報を集めてきただけなので内容が薄いです。
体験談や独自の見解が含まれないため、分かり切っていることを冗長に書き続ける傾向にあります。
根拠のないランキング
「いかがでしたかブログ」では、根拠のないランキングも登場しがちです。
これは、Amazonや楽天の販売数をもとにランキングを作成しているからだと考えられます。
ゆえに、「誰が・どのような基準で選んだのか」が明記されていないことがほとんどです。
これでは読者が商品を購入する際の参考になりません。
著作権侵害またはフリー画像
「いかがですかブログ」を読んでいると、著作権侵害やフリー画像が散見されます。
例えば、芸能人の写真を無断転載していたり、記事と関係のない写真を使用していたりします。
そのような記事は、しっかり調査して記事を書いている印象を持たれにくいです。
読者のことを考えていない
「いかがでしたかブログ」は、自分たちの利益のみを考え、読者のことについては全く考えていません。
考えているのは
- どうやってアクセスを集めるか
- どうやって検索結果上位に表示させるか
- どうやって収益化するか
という点です。
「記事が低品質でも稼げるならOK」といった感じです。
それが露骨に感じられるため、読者はうんざりしてしまいます。
いかがでしたかブログを検索結果からブロックする方法
最後に、いかがでしたかブログをGoogleの検索結果からブロックする方法をお伝えします。
やり方としては、検索キーワードに「-いかがでしたか」を追記するだけです。
例えば、上記のように「本 おすすめ」で検索したいときは、そのあとに「-いかがですか」を入れます。
これで、記事内に「いかがですか」が含まれるサイトが非表示になります。
ただし、先述したように最近の「いかがでしたかブログ」は簡単に「いかがでしたか?」とは言わないので、この方法も難しくなりつつあります。
まとめ
今回は、「いかがでしたかブログ」の定義や問題点について解説しました。
ポイントは以下のとおりです。
ポイント
「いかがでしたかブログ」とは?
内容が薄いにも関わらず「いかがでしたか?」と聞いてくるトレンドブログやまとめサイトを指す
「いかがでしたかブログ」が嫌われる5つの理由
- 結論を言わない
- 内容が薄い
- 根拠のないランキング
- 著作権侵害またはフリー画像
- 読者のことを考えていない
「いかがでしたかブログ」を検索から除外する方法
Googleで検索するときに「-いかがでしたか」を検索キーワードに追記する
解説は以上になります。
今回の記事とは反対に、高品質な記事についても解説していますので、興味があればご覧ください。