軍物の革靴と言えば、US NAVYのサービスシューズ!
しかし、実店舗にはないことも多く、サービスシューズをネットで購入する予定の方はサイズ選びが難しいはず…
サービスシューズのサイズ感がわからない
サービスシューズをフリマサイトで購入したいけどサイズが不安
このように思っている方もいる方もいるかもしれません。
この記事では、実際にUS NAVYのサービスシューズを着用している私が、サービスシューズのサイズ感やサイズ選びについて徹底解説していきます!
US NAVYのサービスシューズを楽天で探してみるサービスシューズとは?
そもそも、サービスシューズとはなんなのでしょうか?
サービスシューズとは、軍用の革靴のことを指します。
サービスシューズの由来について、他のサイトでは
「サービス(service)」の「支給」という意味から、軍に支給された靴を「サービスシューズ」と呼んでいるのではないか
と言われていました。
しかし個人的には
「サービス(service)」には「軍の/軍用の」という意味があり、そこから軍用の靴を「サービスシューズ」と言うようになったのではないか
と考えています。
英語でも調べてみたのですが、どうやらアメリカでは「サービスシューズ」ではなく、普通に「oxford shoes」と呼ばれているようです。
また、一般的にサービスシューズと言うときには、有名なUS NAVYのサービスシューズを指すことが多いです。
ですが、イギリス軍、フランス軍、ドイツ軍を含めた多くの国軍がそれぞれのサービスシューズを持っています。
しかし、その中でもUS NAVYのサービスシューズは、その洗練されたデザインと使い勝手の良さから特に人気となっています。
ちなみに、US NAVYのサービスシューズは1940年代から90年代まで製造されていました。
US NAVYのサービスシューズの特徴
次に、US NAVYのサービスシューズの特徴について、私が持っている80年代のものを参考にしながら解説していきたいと思います。
ガラスレザー
ガラスレザーとは?
革を加工して樹脂コーティングをしたレザーのこと
革の材質はガラスレザーというものが使われています。
ガラスレザーのメリットとデメリットには次のようなものがあります。
ガラスレザーのメリット
- 光沢がある
- 雨の日も履ける
- 手入れの必要がない
ガラスレザーのデメリット
- 革を育てることができない
- 履き皺が目立ちやすい
- 修復が難しい
プレーントゥ
プレーントゥとは?
つま先部分に装飾がない1枚革のもの
靴のつま先はプレーントゥとなっています。
このような丸みを帯びたくせのない形のおかげで、どんな服装にも合わせやすくなっていると思います。
外羽根式
外羽根式とは?
上記の写真のように紐を通す部分が外側に覆いかぶさっている仕様のこと。
革靴の中でも外羽根式は内羽根式よりカジュアルであると言われている。
US NAVYのサービスシューズは外羽根式のため、デニムや軍パンなどのカジュアルなパンツにも合わせやすいです。
かかと部分
かかと部分は、こんな感じで左右貼り合わせになっています。
ラバーソール
私が持っている80年代のサービスシューズは、ラバーソールとなっています。
70年代以前のものはレザーソールになっているため、好みに合わせて選ぶのが良いと思います。
ラバーソールのほうが滑りにくいらしいです。
製造番号
内側部分には、製品に関する情報が記載されています。
この印字が薄れたりなくなっていたりすることもありますが、残っている場合はここから年代などを判別することができます。
私のサービスシューズには、以下のように記載されています。
10 1/2R 0762778
CRADDOCK-TERRY
DLA 100-80-C-3218
17 JUNE 1980
ちなみに、DLAとは国防兵站局のことで、1978年から1994年にかけてDLAという表記が使われていたようです。
1994年からはSPOという表記に変更されています。
ここから、次のようなことがわかります。
靴のサイズは10 1/2R(アメリカサイズ)
0762778はおそらく個体番号?
製造会社はCRADDOCK-TERRY社
コントラクトナンバーはDLA 100-80-C-3218
1980年6月17日に製造された
US NAVYのサービスシューズのサイズ感とサイズ選び
サイズ選びについては、実際に店舗で試着をするのが一番だと思います。
なぜなら、製造会社や個体によって若干の誤差がでてきてしまう可能性があるからです。
しかし、私みたいにオンラインショップやフリマサイトで購入する場合もあるかと思いますので、サイズ感やサイズ選びについてお伝えしていきます!
購入したサイズは10 1/2R
まずは、私の足のサイズについてお伝えします。
筆者の足のサイズ
- 足の実寸は27cm
- 横幅の最大値は10cm
- 普段は28.0cmの靴を履いています
(ニューバランスとスタンスミスはどちらも28cmを着用)
そして、私が購入したサービスシューズのサイズは10 1/2R(10.5R)となっています。
Rとは幅のことを指しており、XN(エクストラナロー)、N(ナロー)、R(レギュラー)、W(ワイド)、XW(エクストラワイド)の順に幅が広くなっていきます。
10 1/2というのは靴の縦幅のことを指しており、日本サイズだと28.5に相当します。
アメリカサイズと日本サイズについては、以下の表を参考になさってください。
アメリカサイズ | 日本サイズ |
---|---|
7 | 25 |
7.5 | 25.5 |
8 | 26 |
8.5 | 26.5 |
9 | 27 |
9.5 | 27.5 |
10 | 28 |
10.5 | 28.5 |
11 | 29 |
11.5 | 29.5 |
12 | 30 |
一般的に西洋人の足の幅は狭いと言われています。
そのため普段27.5~28.0のサイズを履いている私からすれば10.5は少し大きい気もしますが、私の場合は足の横幅が広いのでこのサイズで良かったと思っています。
サイズ感についての感想
先述のように私は普段27.5~28cmの靴を履いており、10.5Rのサイズを購入しました。
サイズ感については、普段はいている靴よりも0.5cm大きいものを買ったので、つま先に少しだけ余裕があります。
足の幅についてはジャストサイズとなっています。
履いていても違和感などはないので、自分にとっては丁度良いサイズだと思います。
靴擦れでどこがが痛くなるということもありませんでした。
サイズ選びのポイント
以上を踏まえると、サイズ選びの際には以下のポイントを意識するとよいでしょう。
サイズ選びのポイント
- 一般的に日本人は足の横幅が広いので足幅がR以上を選ぶ
- XN/N/Rを購入する際は、普段のサイズよりも0.5~1センチ大きめを買う
- XWやWを購入する際は、普段と同じサイズもしくは0.5センチ大きめがおすすめ
先述のように、製造会社や個体によって若干の誤差があるため必ずしも上記のサイズ選びが正しいというわけではありません。
ですが、普段履いているサイズよりも0.5~1センチ大きめを買うことで
- 小さすぎて履けない
- 靴擦れがひどい
- 靴の横幅が狭すぎる
といったことは防げると思います。
サイズ選びの際は、靴の横幅のサイズを考慮しながらサイズ選びをするとよいと思います。
どこで購入できるのか?
US NAVYのサービスシューズは、古着屋やフリマサイト、楽天などで購入することができます。
私はメルカリにて状態の良いUSEDのサービスシューズを1万8千円で購入しました。
現在、AmazonやYahoo!ショッピングでは取り扱いがほとんどないので、購入の際は楽天をチェックしてみると良いでしょう。
US NAVYのサービスシューズを楽天で探してみる90年代に製造を終了しているUS NAVYのサービスシューズは、これからも徐々に希少価値が上がっていくと思います。
ですので、ぴったりのサイズを見つけたときはぜひ購入することをおすすめします!
まとめ
今回はUS NAVYサービスシューズの特徴やサイズ感について解説しました。
この記事のポイントは以下のとおりです。
ポイント
- US NAVYのサービスシューズはかっこいい!
- 普段27.5~28cmの靴を履いている筆者は10.5Rのサイズを購入
- サイズ感は横幅はジャストサイズでつま先が少しあまるくらい(靴擦れは一切なし)
- 一般的に日本人は足の横幅が広いのでそれを考慮して0.5~1センチ大きめのサイズを買うのがおすすめ
US NAVYのサービスシューズは綺麗目でありながらも使い勝手がよく、どんな服装にも合わせやすい革靴になっています。
また、この靴を履いていると歴史を履いているような気がして楽しくなってきます。
値段も現在のところそこまで高くはないのでおすすめになります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
参考になりましたら幸いです。