こんにちは、ひさです。
私はTOEICが920点のレベルから数か月間勉強して、英検1級に一発合格することができました。
また、留学、英会話スクール、オンライン英会話なども体験したことがありません。
二次試験を合格したときのCSEスコアは627点(850満点)でした。
合格基準が602点以上であることを踏まえると、それなりにはできていたと思います。
この記事では、私が英検1級の二次試験に合格するまでに実践した勉強法を解説していきます。
英検1級受験前のスピーキング力
英検1級受験前は、スピーキングが得意というわけではありませんでした。
というのも、私は英会話スクールに通ったこともなく、オンライン英会話もしたことがなかったからです。
そのため、自己紹介や簡単な表現なら話せるくらいのスピーキング力でした。
また、大学での英語の講義で話す機会があっても、スピーキングが途切れ途切れになってしまうことも少なくありませんでした。
おそらく、対策なしで二次試験を受けていたら、お題が難しすぎて何も喋れずに終わっていたと思います。
ただ、発音についてはYouTubeの動画で学んでおり、英語を話す際には気を付けるようにしていました。
そんな私でも、数か月の二次試験対策をしたことで何とか合格することができました。
私が実践したスピーキングの勉強法
次に、私が実践した二次試験対策のためのスピーキングの勉強法について解説します。
私が行ったのは、発音対策とスピーチ対策の2つです。
順にご紹介していきます。
発音対策
英検1級の二次試験では発音の点数が全体の4分の1を占めています。
つまり、スピーチや質疑応答でミスをしてしまったとしても、発音の点数が高ければ合格できる可能性があります。
ですので、二次試験まで時間がある人は発音対策をしておくと良いと思います。
日本人が特に間違えやすい発音はL、R、V、F、Thの発音です。
私はYouTubeの動画を見て発音を学んでいました。
発音を英語で学びたい方におすすめのチャンネルは「Rachel's English」ですが、日本語で学びたい方には「サマー先生と英会話!」や「『あいうえおフォニックス』英語発音」が良いと思います。
上記の5つの子音を意識するだけでも、かなり変わってくると思います。
意識して話し始めたころは頭がこんがらがりますが、段々と自然に話せるようになってきます。
私の二次試験の発音の点数は10点満点中8点だったので、それなりの効果はあったと思います。
では、それぞれの発音について簡単にまとめておきます。
Lの発音
Lの発音は歯の裏側に舌を当てて、その舌を離すようにして音を出します。
言葉での説明は難しいと思いますので、おすすめの動画(英語での説明と日本語での説明)を載せておきます。
英語での解説
日本語での解説
Rの発音
Rの発音は舌を後ろに引くようにして発音します。
英語での解説
日本語での解説
VとFの発音
VとFは下唇に前歯を軽くのせるようにして発音します。
英語での解説
日本語での解説
Thの発音
THの発音は舌を歯で軽くはさみ、そこから息を出すようにして発音します。
英語での解説
日本語での解説
スピーチ対策
私はスピーチ対策として自分の意見を暗記して話せるようにするという方法をとりました。
私が暗記したのは以下の2種類です。
- ライティングで作成した解答30問
- 汎用性の高いオピニオンピース
1つ目は、一次試験の際に作成したライティング問題に対する解答です。
私は『最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇』を使用してライティングの対策をしており、そこに載っている例題30問に対する自分の意見を作成していました。
そして、それを何回も読み返すことでスピーキングでも話せるようにしていました。
そのときのライティングの勉強方法については以下の記事を参考にしてください。
2つ目は、汎用性の高いオピニオンピースです。
オピニオンピースとは、色んなスピーチに対して使える意見のかたまりのようなものです。
私は100 wordsほどのオピニオンピースを10個くらい作成して覚えていました。
それが以下の内容です。
- 増え続ける世界の人口
- 経済格差の広がり
- テロリズム解決の困難さ
- 人間の本性
- インターネット/スマートフォンの役割
- AIのメリット
- 多国籍企業の責任
- 全ての人の権利
- 食の安全性
- MMT(現代貨幣理論)による財政拡張
例えば、「人間の本性」については次のような意見を書いていました。
Human are by nature selfish on some level. For example, it is usual that countries with power often subjugated weaker countries and strong people often exploit weaker people. In addition, almost all people use their money to buy what they want instead of helping poor strangers. This is because they only care about their close people such as their families or friends. It is extremely difficult for us to be altruistic.
これは、人間の本質は利己的であると主張する文章ですが、様々な問いの理由として活用できます。
具体的には、「テロリズムはなくせるか」「貧富の差は縮まるか」「戦争はなくせるか」「環境問題は改善するか」という問いを否定する意見として使うことができます。
私が受けた実際の試験では「借金問題は経済を破壊するか?」というトピックを選択し、オピニオンピースの「MMTによる経済拡張」を活用することで乗り切ることができました。
質疑応答についても、私が覚えたスピーチや意見の中にある表現を用いながら話しました。
このオピニオンピースを覚えるという方法は下記のサイトを参考にしています。
参考になると思いますので、良かったら読んでみてください。
スピーチとオピニオンピースをある程度話せるようになってからは、予想問題を使いながら実際の試験に近い練習を行っていました。
そのときに使用した予想問題集は以下のサイトです。
このサイトでは本番の試験と同じように5つのトピックが並べられたブロックがたくさんあります。
私の場合は、次のように練習をしていました。
- ランダムに番号を1つ選ぶ
- 1分間でその番号に書かれているトピックから1つを選び、スピーチの準備をする
- 実際と同じように2分間スピーチを話す。
- 話せなかった場合は、話せるようにスピーチの構成や自分の意見について再考する
このように実際の試験を想定して練習することで、本番にも強くなります。
以上が、二次試験対策として行った勉強法になります。
もちろん、普段から英語を話すのに慣れておくことが良いのですが、二次試験まで時間がない場合は暗記に頼る方法をおすすめします。
まとめ
私はスピーキングが得意というわけではありませんでした。
ですが、発音対策とスピーチ対策をしたことで英検1級の2次試験に合格することができました。
参考になりましたら幸いです。