TOEICの参考書は種類が多すぎて何を買えばいいか迷いますよね。
なるべくお金をかけたくないという人も多いはず。
そこでこの記事では、TOEIC対策はこれだけでいいというおすすめの参考書を厳選してご紹介します。
リスニングを除いては、私が実際に使用した参考書になりますので、自信を持っておすすめできるものとなっています。
私はTOEICのスコアが710でしたが、今回ご紹介する参考書を使ったことによりスコアを920まで伸ばすことができました。
参考書の使い方についても解説していきますので、興味がある方はそちらもご覧ください。
それでは、さっそくご紹介していきます!
おすすめのTOEICの参考書4選
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
おすすめポイント
- TOEICの頻出単語を網羅している
- 初心者から上級者まで使える
- 900点も狙える
TOEICの参考書の中で一番おすすめなのが『出る単特急 金のフレーズ』です。
まだTOEICの参考書を何も持っていないという場合は、とりあえずこれを購入することをおすすめします。
この単語帳にはTOEICに頻出の1000単語が掲載されており、この1冊でTOEICの単語対策は十分という内容になっています。
著者のTEX加藤さんは80回以上のTOEIC受験の末に『金のフレーズ』を書きあげたというのだから驚きです。
この単語帳を覚えるだけでリーディングが読みやすくなり、リスニングも聞き取りやすくなります。
また、TOEICでは単語の意味を問うような問題も出題されるのでその対策にもなります。
その点では、この1冊でかなり効率的に勉強することができると思います。
この単語帳に載っている単語を全て覚えられたらTOEIC900点も夢ではありません!
TOEICテスト 新形式精選模試 リーディング
おすすめポイント
- 難易度が少し高めに設定されている
- 問題の量が多くコスパが高い
- 700点以上を目指す人におすすめ
リーディングに関しては『TOEICテスト 新形式精選模試 リーディング』がおすすめです。
この参考書がおすすめの理由は、難易度が若干高めに設定されている問題が多めに入っている点にあります。
この問題集を解けるようになっておくと本番が楽に感じるかもしれません。
また、TOEICは年々難しくなっているとも言われているので、この問題集はリーディングの勉強にぴったりだと思います。
分量についても、この1冊でテスト5回分入っているため申し分ありません。
私がTOEICを始めて受けたときは710点で、リーディング力が不足していると感じていました。
そこで、この参考書を1回やり切り、『金のフレーズ』を半分ほど覚えたところ155点アップの865点を取ることができました。
リーディング力を高めたい人におすすめの参考書となっています。
このシリーズには2作目と3作目がありますが、3作目は難解な問題が多く質が下がったと言われています。
3作目は実際に私も使用していたのですが、問題が本番と少し乖離している印象を受けました。
そのため、購入するなら1作目か2作目がおすすめです。
TOEICテスト 新形式精選模試 リスニング
おすすめポイント
- TOEICに精通した著者が作っている
- 問題の量が多くコスパが高い
- 700点以上を目指す人におすすめ
リスニングに関しては『TOEICテスト 新形式精選模試 リスニング』がおすすめです。
私はこの参考書を使ったことがないのですが、リスニングの参考書を買うとしたらこの『TOEICテスト 新形式精選模試 リスニング』を購入すると思います。
というのも、こちらの参考書は先ほどご紹介した『TOEICテスト 新形式精選模試 リーディング』と同じ著者が作っています。
そのため、問題の質が高く、Amazonのレビューを見ても高い評価が付けられています。
こちらの参考書も先ほどと同様に5回分のリスニング問題が収録されています。
私の場合はリスニングを公式問題集で勉強し、Netflixを使った勉強を長期間行っていたためリスニング専用の参考書は使いませんでした。
ですが、TOEICの本番まで時間がなく、リスニングに特化して集中的に勉強したいという人には『TOEICテスト 新形式精選模試』がおすすめです。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集
おすすめポイント
- 本番と全く同じ問題を解くことができる
- 自分の実力を測ることができる
- 公式スピーカーの音声を聞ける
最後にご紹介するのは『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』になります。
この公式問題集は、実際にTOEICを開発しているETS(Educational Testing Service)によって作成されたものです。
そのため、公式スピーカーによる音声も含め、本番の試験と全く同じ内容となっています。
本番の試験を体験してみたい方や、自分の実力を測りたいという方にぴったりです。
ただし、他の参考書に比べて値段が少し高いのが気になるところ。
最新版のほうが最新の試験に近い内容となっているので、もし購入するなら最新版がおすすめです。
参考書の使い方
次に、私が上記の参考書を使ってどのように勉強していたかを解説していきます。
勉強をする際の参考になったら幸いです。
単語帳の使うときのコツ
単語帳を使うときは以下の2点を意識すると効果的な勉強することができます。
- 発音を覚えるために発音記号や音源を用いる。
- 単語に触れる回数を増やす
発音を覚えることは、リスニングで単語を聞き取れるようになるためにも重要です。
また、3時間かけて単語帳を1冊読み通すよりは、1時間を3セットのほうが効率が良いです。
というのも、単語に触れた回数が多いほどその単語を覚えやすくなるからです。
実際に「Further Evidence on the MP-DP Effect in Free-Recall Learning」という研究においても、暗記において単語に触れる頻度が増えることで定着率も上がることが示唆されています。
そのため、単語帳で勉強するときは繰り返すことを意識すると良いと思います。
リーディングの参考書を使うときのコツ
リーディングを勉強するときに一番大切なのが時間を測って問題を解くということです。
そうすることによって、本番でも問題を解くペースが格段に掴みやすくなります。
TOEICのリーディングの時間は75分で、一般的な時間配分は次のようになっています。
PART | 時間 | 問題数 | 1問にかける時間 |
---|---|---|---|
PART5 | 10分 | 30問 | 約20秒 |
PART6 | 10分 | 16問 | 約37秒 |
PART7 | 55分 | 54問 | 約1分 |
この時間に合わせてやると良いでしょう。
ただし、本番と同じように75分ぶっ続けで問題を解く必要はありません。
というのも、テスト1回分の丸付けと見直しをするのはかなりしんどいですし、見直しをするころには問題を忘れているため時間がかかるからです。
ですので、細かく区切って勉強することをおすすめします。
私の場合は、以下のように解答と丸付けを行っていました。
- PART5は10分で解き、丸付けと見直しをしてからPART6に移る。
- PART6は1文書を2分強で解き、1文書が終わるたびに丸付けと見直しを行う。
- PART7は1問1分で解く(例えば1文書に4つの問いがある場合は4分で解く)。PART7も1文書ごとに丸付けと見直しを行う
このように、リーディングの参考書を使うときは①時間を測りながら勉強すること、②丸付けと見直しをこまめに行うことの2点を意識すると良いと思います。
リスニングの参考書を使うときのコツ
リスニングの参考書を使って勉強するときは、見直しの際にシャドーイングなどを行うと効果的です。
具体的には、以下のような手順で勉強するのがおすすめです。
リスニング勉強の手順
- まずは問題を解いてみる。
- 丸付けをする。
- スクリプトを見る前にもう一度音声を聞き、どこが聞き取れていなかったのかを確認する。
- スクリプトを確認し、聞き取れていなかった部分に下線を引く。
- 確認した部分を意識しながらシャドーイングを行う。
リスニングで聞き取れなかった部分を確認することで、次に同じような音声を聞いたときに理解できるようになります。
また、すきま時間に復習として音声を繰り返し聞いておくのも効果的です。
まとめ
今回は、TOEICの勉強はこれだけでいいというおすすめの参考書を4つご紹介しました。
その4つとは『金のフレーズ』『精選模試リーディング』『精選模試リスニング』『公式問題集』になります。
その中でも最初に買うべきなのは『金のフレーズ』です。
そのあとは、リーディングやリスニングなど自分の用途に合わせて参考書を購入していくと良いでしょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
このブログでは他にも英語の勉強法について解説していますので、もしよろしければ参考になさってください。