こんにちは、ひさです。
私はTOEICが920点のレベルから数か月間勉強して、英検1級に一発合格することができました。
私が英検1級の1次試験に合格したときの語彙問題の正解数は25問中21問でした。
英検1級では、1次試験の正答率は7割を超えればよいと言われているので、まずまずの結果だったと思います。
この記事では、そのときに私が英検1級の語彙問題対策として行っていた勉強法を解説していきます。
参考になりましたら幸いです。
使用した参考書
英検1級 でる順パス単 4訂版
私が語彙問題対策として使用した単語帳は『英検1級 でる順パス単(4訂版)』のみとなります。
『英検1級 でる順パス単』は、英検1級で頻出する語彙に特化した単語帳となっています。
この単語帳が1冊あれば、英検1級の語彙パートについては合格ラインを超えることができると思います。
ここで少し注意して欲しいのが、2021年6月に『英検1級 でる順パス単』の5訂版が出版されていることです。
口コミによると、この5訂版は収録単語が簡単になっていると言われています。
Amazonのレビューでも「これは英検1級レベルの語彙ではないのでは?」という意見が散見されます。
そのため、難しい単語に多く触れたい方、あるいは語彙パートで高得点を取りたいという方は4打版を購入することをおすすめします。
しかし、4訂版は絶版となっているため、中古での購入になる可能性が高いです。
あまりこだわりがなければ、普通に5訂版を購入してよいでしょう。
TOEFL3800
私はリーディング/リスニング対策として『TOEFL 3800』も使用していましたが、この単語帳に出てくる単語が語彙パートで出題されることもありました。
ただし、語彙パートで出題されると言っても頻度はかなり低いので、先述のように語彙対策だけであれば『英検1級 でる順パス単』だけで十分だと思います。
リーディングやリスニングで分からない単語がたくさんあって時間もあるという方は、この単語帳もおすすめです。
英検1級のリーディングやリスニングではTOEFLと同様に専門的な内容が出題されることが多いので、やっておいて損はないと思います。
例えば、この単語帳に載っている「retina(網膜)」という単語は専門的ですが、英検1級のリスニングの公式問題でも出てきました。
語彙対策のための勉強法
単語帳の使用方法
次に、単語帳の使用方法について解説していきます。
私が行った勉強法は、単語帳を何周もして覚えるというごくごく普通のものです。
具体的には、以下のように行っていました。
単語帳の勉強法の手順
はじめに
- 最初から単語帳全部に手を付けてもいいし、700語ごとに区切ってもよい
- 区切った場合は最初の700語を覚えてから次の700語というように、順番に覚えていくのがやりやすい
1周目(確認作業)
- 単語の発音を聞きながら意味を確認する
- すでに知っている単語にバツ印を付ける
- ゆっくり行ってもOK!
2周目
- 単語の発音を聞きながら自分でも発音する
- 単語の意味に目を通す(1周目で印をつけた単語は除く)
- 1単語に割く時間をなるべく少なくする(1単語3秒くらいが目安)
3周目以降
- 2周目と同様のことを繰り返す
- 7~8割覚えてきたら、覚えられない単語にチェックを付けて集中的に暗記する
- 9割以上覚えられたら、新しい単語に移動(いくつかに分けて覚える場合)
『英検1級 でる順パス単 4訂版』は、700単語(でる度A)、700単語(でる度B)、700単語(でる度C)、300熟語、と区切られていました。
そのため、私の場合は、最初の700語を何周もして覚える→次の700→さらに次の700語…という進め方をしました。
そして、それが全部終わったら1冊を通すようなかたちで勉強を行っていました。
5打版では100語ごとのセクションで分かれているらしいので、自分がやりやすい範囲で区切ったらいいと思います。
ここで、効率よく単語を覚えるポイントがあります。
ポイント
- 1単語に時間をかけるよりも、1単語に触れる回数を多くする
- 単語の意味に目を通すだけで、覚えようとしなくてよい
以上のことを意識するとよいでしょう。
英単語は、単語に触れた回数が多ければ定着しやすくなります。
つまり、1単語に30秒かけて覚えるよりも、1単語に3秒かけることを10回繰り返したほうが格段に覚えやすくなります。
また、同じ単語を何回も見ると自然に覚えてくると思いますので、無理に覚えようとする必要はありません。
1日にどのくらいやればいい?
1日にどのくらい単語勉強をすればいいかは試験までの時間によるとは思いますが、ここでは私の例についてお伝えします。
私は1日に1時間くらいの単語学習を1か月ほど行っていました。
単語数で言えば、少ないときで1日に700語、多いときでは2400語に触れていました。
隙間時間の学習なども合計すると、30時間以上にはなると思います。
1単語に3秒かけたとして、30時間では2400単語収録の単語帳を15回繰り返すことができます。
15週もすれば8割程度は覚えることができると思います。
ですので、1か月で単語帳を暗記したい人は1日に1時間を目安にするのが良いでしょう。
本番時のちょっとしたコツ
最後に、本番時のちょっとしたコツをご紹介します。
そのコツとは、頭を柔らかくして考えるということです。
私の事例をご紹介します。
「bask」という単語は「日光浴をする」という意味で『英検1級 でる順パス単 4訂版』に掲載されていました。
しかし私が受けた実際の試験では「(歓声)を浴びる」という意味で出題されました。
私は「bask」が「日光浴をする」という意味しか持たないと思い込んでいたので、「bask」を選択肢から真っ先に除外してしまいました。
ですが、よく考えれば「(日光)を浴びる」と「(歓声)を浴びる」は「浴びる」という意味で全く同じです。
このような問題が出題されることもあるので、試験にはなるべく頭を柔らかくして臨むと良いと思います。
まとめ
今回は、英検1級の語彙対策の勉強法についてお伝えしました。
英検1級の語彙対策でおすすめの単語帳は『英検1級 でる順パス単』で、単語に何回も触れることを意識して勉強するのが良いと思います。
また、本番時には頭を柔らかくして臨むようにしましょう!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
参考になりましたら幸いです。