この記事では、最近ウイスキーにハマってきた筆者がウッドフォードリザーブ ダブルオークドを実際に飲んでレビューしていきます。
まだまだ初心者なので複雑な何種類もの味や香りを識別することはできませんが、ウイスキーを飲みなれていない初心者の視点に立ったレビューができると思います。
基本情報
| 商品名 | ウッドフォードリザーブ ダブルオークド | 
| 生産地 | アメリカ(ケンタッキー州) | 
| 蒸留所 | ウッドフォードリザーブ蒸留所 | 
| 種別 | バーボン | 
| 度数 | 43% | 
| 樽 | アメリカンオーク樽 | 
| 価格 | 約5500円(2023年2月時点) | 
ウッドフォードリザーブ ダブルオークは、トーストとチャーリングを施したホワイトオーク樽でウッドフォードリザーブをさらに1年間後熟させたウイスキー。
キャラメルやダークフルーツの豊かな香り、まろやかな口当たりとバニラやヘーゼルナッツの極めて深みのある味わいがあると言われています。
ウイスキー用語
- トースト:樽の内面を遠赤外線で焦がすこと
 - チャーリング:樽の内面を火で焦がすこと
 
樽の内側を焼き付けることによって、バニラ香や甘みが強くなります。
ウッドフォードリザーブ蒸留所の特徴

場所
ウッドフォードリザーブ蒸留所は、アメリカのケンタッキー州ウッドフォード郡ヴァ―セイルズに位置しています。
周りにはブルーグラス(牧草地帯)が広がっており、のどかな印象です。
歴史
| 年代 | 出来事 | 
|---|---|
| 1812年 | エライジャ・ペッパーがが蒸留所を設立 | 
| 1838年 | オールド・オスカー・ペッパー蒸溜所と名づけられる | 
| 1870年 | 実業家のエドモンド・テーラーが蒸留所を買収 | 
| 1878年 | ジェームス・グラハムが蒸留所を買収 | 
| 1917年 | ケンタッキー州で禁酒法が制定 | 
| 1934年 | 禁酒法撤回 | 
| 1941年 | ブラウンフォーマン社が蒸留所を買収 | 
| 1996年 | 生産再開 | 
| 2003年 | 蒸留所をウッドフォードリザーブと改名 | 
ウイスキー作りのこだわり
ウッドフォードリザーブ蒸留所のウイスキー作りのこだわりは以下のとおりです。
- 長時間の発酵
 - ポットスチルによる3回蒸留
 - 樽のトーストとチャーリング
 
それぞれ詳しく解説していきます。
長時間の発酵

ウッドフォードリザーブ蒸留所では、約6日間もかけて麦汁を発酵させています。
このように発酵に時間をかけることで蒸留所独自のイースト菌が活性化し、深みのある複雑なフレーバーが生み出されるそうです。
また、発酵槽は木製のものを使用しており、これも発酵に好影響を与えています。
ポットスチルによる3回蒸留

ウッドフォードリザーブ蒸留所ではポットスチルで3回の蒸留を行っています。
一般的にバーボンの蒸留は連続式蒸留器を使うので、ポットスチルを使う蒸留所は珍しいです。
さらに、3回蒸留を行っているというのもポイントで、最終的にはアルコール度数79%の軽い仕上がりのスピリッツができあがります。
同じくポットスチルで3回蒸留を行うウイスキーとしては、アイリッシュウイスキーや、スコッチだとオーヘントッシャンが挙げられます。
また、ポットスチルの形状は真ん中にボウルがあるバルジ型となっています。
ボウル内で対流が起きることで雑味成分が抜け、これも軽い蒸留酒ができあがる要因になります。
樽のトーストとチャーリング

ウッドフォードリザーブ ダブルオークドの後熟に使われる樽は
- 40分間のトースト
 - 5秒間のチャーリング
 
が行われています。
長めのトーストを行うことによって、樽の木材に含まれるリグニンという物質が分解されバニリンに変化します。
バニリンとは、バニラの香りの主成分にもなっている甘い香りの物質であり、これがウイスキーにバニラのような甘い香りと味わいをもたらしています。
テイスティングレビュー
公式テイスティングノート

| 色 | 深い琥珀色 | 
| 香り | ダークフルーツ、キャラメル、蜂蜜、チョコレート、マジパン、トーストしたオークの豊かな香り | 
| 味わい | バニラ、ダークキャラメル、ヘーゼルナッツ、リンゴ、フルーツ、スパイスが混ざり合ったフルボディの味わい | 
| 余韻 | 蜂蜜漬けのリンゴを思わせるクリーミーで長い余韻 | 
実際に飲んでレビュー
それでは実際に飲んでいきたいと思います。

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まずは香りから。
最初に感じるのはやはりバーボン特有の接着剤香だが、そこまで強くはない。
続いて、まさにクリームチーズのようなクリーミーな香り。

そしてバニラが現れる。
一口いただく。
濃厚すぎる甘さを感じる。

今まで飲んだウイスキーの中でもトップを争う甘さだ。
さらに、木!!!
樽をそのまま口にぶち込まれたようだ。

口の中にタンニンがまとわりついてくる感じもする。
余韻にはもちろん樽香がある。

そして接着剤香や落ち着く木の香り。
なめらかでクリーミーな印象もある。
ごちそうさまでした。
満足感の高いフルボディのバーボンだった。
まとめ
- 香り
バーボン特有の接着剤香は控えめ
クリームチーズのようにクリーミーな香り
バニラ 
- 味わい
濃厚すぎる甘さ
樽爆弾
タンニン 
- 余韻
樽香や接着剤香
落ち着く木の香り
なめらかでクリーミーな印象 
- 総評
オーク樽のうまみが詰まったウイスキー
濃厚な甘さと樽感を味わえる
普通にうますぎる 
レビューまとめ
この記事では、ウッドフォードリザーブ ダブルオークドについての解説とレビューをしました。
レビューのまとめは以下のとおりです。
まとめ
- オーク樽のうまみが詰まったウイスキー
 - 濃厚な甘さと樽感が特徴
 - うますぎる
 
最後まで読んでくださりありがとうございました。
参考になりましたら幸いです。
今回紹介したウイスキー
テイスティングに使用したグラス
               		           		  
		
	