この記事では、最近ウイスキーにハマってきた筆者がブルックラディ蒸留所のザ・クラシックラディを実際に飲んでレビューしていきます。
まだまだ初心者なので複雑な何種類もの味や香りを識別することはできませんが、ウイスキーを飲みなれていない初心者の視点に立ったレビューができると思います。
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基本情報
商品名 | ザ・クラシックラディ |
生産地 | スコットランド(アイラ島) |
蒸留所 | ブルックラディ蒸留所 |
種別 | シングルモルト |
度数 | 50% |
樽 | アメリカン・オーク樽など |
価格 | 約5000円(2022年12月時点) |
ブルックラディ蒸留所のザ・クラシックラディは、可愛らしい水色のボトルが印象的です。
その見た目通り、ノンピートで爽やかなウイスキーです。
度数も50%ありますが、アルコール感をあまり感じさせません。
また、着色料添加や冷却ろ過を行っていないというこだわりもあります。
紹介動画もおもしろいので、時間があれば是非見てみてください。
ブルックラディ蒸留所の特徴
![ブルックラディ蒸留所の写真](https://hisa-blog.net/wp-content/uploads/2022/12/11774195656_bb4703ef69_b.jpg)
ブルックラディ蒸留所はスコットランドのアイラ島に位置する蒸留所。
アイラ島はスモーキーなウイスキーが有名ですが、ザ・クラシックラディは珍しくノンピートとなっています。
地図からもわかるように、ブルックラディ蒸留所は海のすぐそばにあり、海風の影響を受けています。
![ブルックラディ蒸留所を遠くから眺めた写真。海沿いに位置することがわかる。](https://hisa-blog.net/wp-content/uploads/2022/12/4659754804_3de7abfea0_b.jpg)
実際に、ザ・クラシックラディからは潮の香りがすると言われる方もいます。
そんなブルックラディ蒸留所の主な特徴は以下の2点です。
- 自然派なウイスキー作り
- ストレート型ポットスチルによるすっきりした味わい
それぞれ詳しく解説していきます。
1つ目の特徴は、自然派なウイスキー作り。
ブルックラディ蒸留所のウイスキーに使用される大麦はスコットランド産100%だそうです。
![スコットランドの大麦畑](https://hisa-blog.net/wp-content/uploads/2022/12/6060756116_0073dc611b_o.jpg)
さらに、着色料添加や冷却ろ過も行っていません。
実は、着色料添加や冷却ろ過を行っているウイスキーは非常に多いです。
着色に関しては、白州、山崎、響などの日本を代表するウイスキー、グレンリベットやボウモアなどの有名どころのスコッチでも行われています。
話は戻りますが、ブルックラディ蒸留所がこのようなこだわりを持っているのは、「テロワール」を重要視しているからです。
![ブルックラディ蒸留所を取り巻く自然環境](https://hisa-blog.net/wp-content/uploads/2022/12/名称未設定のデザイン-47-1024x576.jpg)
テロワールとは、生産工程を取り巻く自然環境のことで、ウイスキーが作られた場所や材料がそのウイスキーの個性となるという意味が含まれています。
ブルックラディ蒸留所では、生産地特有の個性を生かすために必要以上の加工(着色料添加・冷却ろ過)を避け、スコットランド産の大麦のみを使用しています。
2つ目の特徴は、背が高いストレート型のポットスチル。
![ブルックラディ蒸留所のポットスチル](https://hisa-blog.net/wp-content/uploads/2022/12/7187302487_38ebce85fe_b.jpg)
一般的に、背の高いポットスチルからは軽いアルコールが取り出せると言われています。
ブルックラディ蒸留所のポットスチルでは、アルコール以外の成分が抜けやすいことによってクリーンな味わいのウイスキーが出来上がるそうです。
テイスティングレビュー
公式テイスティングノート
![ザ・クラシックラディの公式テイスティングノートのイメージ画像](https://hisa-blog.net/wp-content/uploads/2022/12/名称未設定のデザイン-1024x576.jpg)
色 | 初夏の大麦畑に降り注ぐ太陽の色 |
香り | 素晴らしいブーケ 大麦糖とかすかなミントの香り ほんの少し水を注ぐとレモンドロップとハチミツ |
味わい | 非常に洗練された爽やかな味わい 甘いオークと大麦の風味 熟したグリーンフルーツとブラウンシュガー そしてモルトの甘さ |
余韻 | ― |
実際に飲んでレビュー
それでは実際に飲んでいきたいと思います。
![グレンケアングラスに注いだザ・クラシックラディの写真](https://hisa-blog.net/wp-content/uploads/2022/12/Image-30-1024x576.jpeg)
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![](https://hisa-blog.net/wp-content/uploads/2022/11/テイスティング中…-1-1024x171.png)
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- 香り
爽やかな香り
わずかに麦芽
ミルクっぽさを少し感じる
- 味わい
なめらかな舌触り
コクのあるモルトっぽい甘さ
気にならない程度のスパイシーさ
アルコール刺激はあまり感じない
- 余韻
柔らかい余韻
ほんのり香ばしい
軽いアルコール感が鼻から抜ける
- 総評
麦芽由来と思われる柔らかい甘さが主体
50度のアルコールを感じさせない爽やかなウイスキー
ストレートがうまい!
個人的コメント
うまい!!!
大麦畑が具現化されたウイスキーだ!!!
甘すぎないのも良い。
アルコール度数を感じさせないので飲みすぎに注意!
その他のラインナップ
ポートシャーロット10年
商品名 | ポートシャーロット 10年 |
種別 | シングルモルト |
度数 | 50% |
樽 | ファーストフィル・アメリカンウイスキー樽 セカンドフィル・アメリカンウイスキー樽 セカンドフィル・フレンチワイン樽 |
価格 | 約6000円(2022年12月時点) |
ピーテッドモルトを使用したスモーキーなウイスキー。
ブルックラディ蒸留所のピーティーなウイスキーを試したいならまずはこれ!
ザ・クラシックラディに次ぐ定番商品となっています。
オクトモア
商品名 | オクトモア |
種別 | シングルモルト |
度数 | 59.2% |
樽 | アメリカンオーク樽 |
価格 | 約18000円(2022年12月時点) |
スモーキーさの度合いを示すフェノール値が137.3ppmという驚愕のウイスキー。
全てのウイスキーの中で最もスモーキーだと思われます。
強烈に煙の香るアードベッグでさえフェノール値は55ppm。
オクトモアのすごさがわかると思います。
レビューまとめ
![](https://hisa-blog.net/wp-content/uploads/2022/12/Image-19-1024x576.jpeg)
この記事では、ザ・クラシックラディについての解説とレビューをしました。
レビューのまとめは以下のとおりです。
まとめ
- 麦芽由来と思われる柔らかい甘さが主体
- 50度のアルコールを感じさせない爽やかなウイスキー
- ストレートがうまい!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
参考になりましたら幸いです。
今回紹介したウイスキー
テイスティングに使用したグラス